ドコモ

auからahamoへ乗り換え・MNPする方法|移行するメリットと注意点

auの通常プランよりお得で乗り換えたくなる『ahamo』。

auからahamoへの移行手続きは複雑に思えますが、手順を把握すると予想より簡単にできます。

オンライン上で手続きができる点も利便性が高く、ショップに行く手間がないのもスムーズに乗り換えができる要因です。

またahamoへの移行はスマホ料金を格安にする選択肢なので、auを契約中で料金が高いと感じているなら検討してみるといいでしょう。

そこで本記事ではauからahamoに乗り換える方法を詳細に解説します。

ahamoへ乗り換えるメリットも紹介するので必見です。

» ahamoの評判・口コミはこちら

auからahamoへ乗り換え・MNPする手順

auからahamoへ乗り換え・MNPする手順まずはauからahamoへの乗り換え手順を把握!

auからahamoへ乗り換えは以下3段階の手順で行えます。

  1. auの窓口からMNP予約番号を取得
  2. 公式サイトからahamoを申し込む
  3. 各種設定をする

注意したいのは最初にMNP予約番号の発行が必要である点です。①の段階でauの解約をすると、ahamoへ電話番号を移行できなくなるので気をつけましょう。

申し込み後は設定が必要ですが、方法さえわかれば簡単です。

auの窓口からMNP予約番号を取得

auからahamoへ移行する場合、最初にMNP予約番号の取得が必要です。MNP予約番号は利用している電話番号をahamoへ引き継ぐために必要です。

auでは下記の窓口でMNP予約番号を発行できます。

  • Web窓口
  • auショップ
  • 電話窓口

自分が使いやすいと感じる窓口でMNP予約番号を発行するといいでしょう。窓口別にMNP予約番号を発行する流れを解説します。

Web窓口で発行する手順

Web窓口を使えばauショップに行く必要がなくなり便利です。iPhoneやスマートフォンを使っている場合は、以下の手順でMNP予約番号を発行できます。

  1. My auにアクセスしてログイン
  2. 画面上部の『スマートフォン・携帯電話』を選択
  3. ご契約内容/手続き』を選択
  4. お問い合わせ/お手続き』を選択
  5. MNPご予約』を選択

上記の手順を行い画面の指示に沿って操作すると、auで利用中の電話番号宛にSMSでMNP予約番号が送付されます。

ガラケーを利用している場合は、以下の通りにEZWebで手続きを行ってください。

  1. EZwebボタンを押す
  2. トップメニューまたはauポータルトップを選択
  3. My auを選択
  4. ログインする
  5. 申し込む/変更する』を選択
  6. au 携帯電話番号ポータビリティー』を選択

上記の手続きを行い画面の指示に沿うと、画面上にMNP予約番号が表示されます。

MNP予約番号はWebでahamoを申し込むときに入力するので、メモに控えておくといいでしょう。

auショップで発行する手順

auショップでMNP予約番号を取得する場合、原則的に契約者本人が来店する必要があります。

また本人確認手続きが必要なので、運転免許証や保険証といった身分証明書も持参してください。

auショップのスタッフにMNP予約番号の発行がしたいと伝えれば、その場で手続きをしてくれます。

MNP予約番号は手続きが完了する際に渡される控え用紙に記載されているので、ahamoを申し込むまで捨てないようにしましょう。

auショップでは代理人の手続きもできる

auショップに限り、家族が代理人となってMNP予約番号の発行手続きができます。代理人がMNP予約番号の発行手続きをする場合、以下すべての書類が必要です。

  1. 契約者の本人確認書類
  2. 契約者本人が必要事項を記入した委任状
  3. 代理店である家族の本人確認書類
  4. 代理人と契約者が家族であることを確認できる書類(戸籍謄本や住民票など)

①と③に記載の住所が同じで第三者から見ても家族と判断できる場合、④は必要ありません。

代理人の本人確認書類が以下5つのどれかない場合は、補助書類の持参も必要になります。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 身体障がい者手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)
  • 療育手帳

補助書類に該当するものは以下の通りで、発行から3ヵ月以内のものに限ります。

  • 公共料金領収書
  • 住民票

代理人がauショップで手続きを行うためには、必要な書類が多く準備が面倒です。

auショップでMNP予約番号を発行する場合、契約者本人が出向いたほうが手続きがスムーズに進みます。

電話窓口で発行する手順

auは下記の電話窓口でもMNP予約番号の発行を受け付けています。

au電話窓口
  • 0077-75470
  • 受付時間:9時~20時

電話窓口も契約者本人からの連絡でなければMNP予約番号の発行を行ってくれないので注意してください。

電話窓口では口頭でMNP予約番号を伝えてくれるので、メモに控えておくといいでしょう。

公式サイトからahamoを申し込む

auの窓口でMNP予約番号を取得できたら、ahamoの申し込みを行います。

ahamoの申し込みができる窓口は公式サイトだけです。ドコモショップや電話窓口では申し込みができないので気をつけましょう。

申し込みの流れはSIMカードのみを申し込むか、端末を購入するかで若干違います。SIMカードを申し込む場合の手続き方法は以下の通りです。

  1. 申し込み』を選択
  2. SIMのみを購入』を選択
  3. 次へ』を選択
  4. プラン内容・オプション有無を選択して『次へ』を選択
  5. 注意事項を確認して『利用する端末がahamoで利用可能であることを確認しました』を選択
  6. 手続きへ』を選択
  7. 画面の指示に沿って必要事項の入力・本人確認書類の画像アップデート・支払い方法設定を行う

端末を購入する場合、以下の順に手続きを行います。

  1. 申し込み』を選択
  2. スマホとSIMをセットで購入』を選択
  3. 次へ』を選択
  4. 購入する端末を選択
  5. 購入する端末の詳細内容・支払い方法・プラン内容を選択
  6. 次へ』を選択
  7. 画面の指示に沿って必要事項の入力・本人確認書類の画像アップデート・支払い方法設定を行う

前もってdアカウントを作っておけば、⑦で入力する必要事項が減りスムーズに手続きができます。

申し込みが完了すると、SIMカードなどの商品到着後に開通手続きと端末設定をすればOKです。申し込み完了の時点では契約先の携帯会社は変更されず、商品が届くまでスマホが使えないというリスクはありません。

なお、ahamoで端末を購入場合、支払い回数は一括と36回から選ぶことができます。

準備する本人確認書類

ahamoの申し込みでは、本人確認書類の撮影画像をアップデートする必要があります。申し込みで有効な身分証明書は以下の8種類です。

  1. 運転免許証
  2. マイナンバーカード
  3. 身体障がい者手帳
  4. 精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)
  5. 療育手帳
  6. 健康保険証
  7. 住民基本台帳カード
  8. 在留カード+外国発行パスポート

⑥~⑧を使う場合は、下記の補助書類も必要なので注意しましょう。

  • 公共料金領収証
  • 住民票

有効となる補助書類は発行から3ヶ月以内のものに限るので気をつけてください。

各種設定をする

公式サイトからahamoの申し込みが完了したら、商品到着後に以下の手続きをしましょう。

  • 開通手続き
  • 端末側の設定

どの端末を利用する場合でも、開通手続きの手順は変わりません。端末の設定方法はiPhoneとAndroidのどちらを使うかで違います。

開通手続きの流れ

ahamoでは開通手続きをWeb上で行うため、インターネット接続環境が必要です。

開通手続きはahamoのお手続きサイトや専用アプリで行うことができます。どちらを使っても手順はほとんど同じですが、自分の使いやすいツールを選ぶといいでしょう。

お手続きサイトを利用する場合、開通手続きの手順は以下の通りになります。

  1. メニュー一覧から『ログインページへ』を選択
  2. 受付番号でログイン』を選択
  3. 受付番号・連絡先電話番号・暗証番号を入力
  4. ログイン』を選択
  5. 切り替え(開通手続きへ)』を選択
  6. 開通情報を確認のうえ『開通する』を選択
  7. 開通処理完了画面が表示されるのを確認

ahamoの専用アプリで手続きを行う場合はメニュー一覧がなく、最初に表示される画面で『受付番号ログイン』を選択します。

あとは同じ手順で手続きをすると開通完了です。開通手続きが終わると、その時点で契約する携帯会社がauからahamoへ変更となります。

ちなみにahamoでは機種変更や新規契約の場合のみ電話で開通手続きが可能です。乗り換えではオンラインでしか開通手続きができないので注意しましょう。

iPhoneでの必要な設定

ahamoでiPhoneを使う場合、端末にSIMカードを差し込むと電話とインターネットの利用が可能になります。

ただし、ahamoはプロファイルデータのダウンロードをおすすめしています。

プロファイルデータをダウンロードするとdアカウントやd払い、dポイントといったドコモの各種サービスを利用できるからです。

プロファイルデータをダウンロードする方法は以下の通りで簡単にできます。

  1. 使用するiPhoneでプロファイルデータダウンロードページにアクセス
  2. プロファイルデータをダウンロード』をタップ
  3. ダイアログの表示を確認して『許可』をタップ
  4. 次の画面で『閉じる』をタップ
  5. ホーム画面に戻り設定アプリを起動
  6. プロファイルがダウンロード済み』をタップ
  7. 画面右上の『インストール』をタップ
  8. 再度画面右上に表示される『インストール』をタップ
  9. 画面下部に表示される『インストール』をタップ
  10. 画面右上に表示される『完了』をタップ

必要なプロファイルデータは下記のページからダウンロードできます。

ahamoプロファイルデータダウンロードページ

Androidでの必要な設定

ahamoでAndroidを利用する場合、APN設定を登録しないとインターネット通信ができません。

そのため、開通手続きとSIMカードの差し込みができたら、以下の方法でAPN設定を登録しましょう。

  1. 設定アプリを起動
  2. ネットワークとインターネット』を選択
  3. モバイルネットワーク』を選択
  4. 詳細設定』を選択
  5. アクセスポイント名』を選択
  6. 画面右上の『+』を押す
  7. APN』を選択
  8. spmode.ne.jp』と設定
  9. 画面右上の『』を押す
  10. 保存』を選択

auからahamoの乗り換えるメリット|料金の比較は圧倒的!

auからahamoの乗り換えるメリット|料金の比較は圧倒的!料金は遥かに安くなる!

auからahamoへ乗り換えると、以下6つのメリットが受けられます。

  • 従来のauのプランより料金が安い
  • 5分間の通話し放題
  • 20GBを使い切っても1Mbpsでネットができる
  • 口座振替払いが利用できる
  • 海外でも同じ条件でネットができる
  • 各種手数料が無料

特に魅力的なのは料金の安さですが、口座振替払いに対応しているところも魅力です。より詳しくahamoへ乗り換えるメリットを解説します。

従来のauのプランより料金が安い

ahamoへ乗り換えるメリットの中で大きいのは料金の安さです。ahamoの主なサービス内容を表にまとめると下記の通りになります。

ahamoの主なサービス内容
使用回線ドコモ
月額料金2,970円/付き
利用可能なデータ容量20GB/月
データ容量超過時の速度1Mbps
5分間通話し放題あり(取り外し不可)
特徴的なサービス内容海外でも同条件でネットが利用可能

※値段は全て税込です。

もっとも特徴的なのは月額2,970円で毎月20GBも使えるところです。これはかなり格安で、auが展開している通常のプランと見比べるとお得度の高さが感じられます。

au
ピタットプラン 5G(1GBまで)3,150円/月
ピタットプラン 5G(1GB以上4GB未満)4,650円/月
ピタットプラン 5G(4GB以上)6,150円/月
使い放題MAX 5G7,238円/月

※値段は全て税込です。
※5G非対応プランでも同じ料金です。

auの通常プランを利用する場合、もっとも料金が安いサービスでは毎月1GBしか使えません。

ahamoは月額料金がauの最安値プランより月額180円(税込)安いにもかかわらず、毎月20GBものデータ容量を利用できます。

低料金で大容量通信を利用したい人はもちろん、料金の安さを重視したい人もahamoは検討しておきたいところです。

2022年6月スタートの「ahamo大盛り」なら5,000円以下で100GB使える!

2022年6月から「100GBプラン」がスタート!100GBを5,000円以下で利用できるチャンス!

ahamoでは2022年6月に100GB利用できる「ahamo大盛り」が新登場します。

毎月4,950円で100GB+5分通話かけ放題が使えるので、破格の料金と言えますね。

auで同様のサービスを受けた場合、ahamo大盛りと比較すると最低でも毎月3,168円の差が生まれます。

  • 使い放題MAX(データ量無制限):毎月7,238円
  • 通話定額ライト2(5分通話かけ放題):毎月880円

年間で38,016円の差額になるので、大量のデータ容量を使う方にもahamoがおすすめです。

5分間の通話し放題

ahamoは5分間の通話し放題が標準で備わっていて、5分以内の通話をする機会が多い人でも料金を安くできます。

5分以上の通話をする人のために月額1,100円(税込)の無制限かけ放題オプションが用意されているのも嬉しいところです。

20GBを使い切っても1Mbpsでネットができる

高い頻度でインターネットを使う人だと、20GBを使い切ったときの速度制限が気になるかと思います。

大手キャリア3社が提供している通常のプランでは、速度制限がかかると最大通信速度が128Kbpsまで下げられます。128Kbpsは動画視聴どころか、ホームページやSNSの読み込みまで難しいほど低速です。

ahamoではもし20GBを使い切っても、1Mbpsの速度でインターネット通信ができます。

通信速度が1Mbps出ていれば高画質動画の視聴はできなくても、標準画質の動画再生は可能です。インターネットやSNSの閲覧も不便さを感じずに行えます。

ahamoでは速度制限がかかっても、それほど機能性を失わずにインターネットが利用できるわけです。

口座振替払いが利用できる

ahamoでは支払い方法を以下の2つから選ぶことができます。

  • クレジットカード支払い
  • 口座振替払い

一見すると上記2つの支払い方法に対応しているのは当たり前のように思えます。

しかし、実は口座振替が利用できるところはahamaならではのメリットです。

他社キャリアであるauのpovoはクレジットカードでしか利用料金を支払えません。

ヤス
ヤス
ソフトバンクのLINEMOも以前まではクレジットカード限定でしたが、最近は口座振替にも対応しました!

ahamoは口座振替で料金を支払えるので、クレジットカードを持っていない方も利用できるサービスになります。

海外でも同じ条件でネットができる

ahamoは下記エリア82の国や地域に行くときでも、日本と同じ条件でインターネットを利用できます。

  • 北米
  • アジア
  • オセアニア
  • ヨーロッパ
  • 中南米
  • 中東
  • アフリカ

LINEMOやpovoも海外でのインターネット利用はできますが、追加料金が発生します。

ahamoでは対象の海外地域でインターネットを利用する場合、追加料金が一切発生しません。この違いを踏まえると、海外に行く頻度が高いのならahamoが魅力と言えます。

サービス海外でのインターネット利用料
ahamo国内と同じで追加料金なし。
LINEMO1日25MBまで:1,980円/日
1日25MB以上:2,980円/日
povo1日24.4MBまで:1,980円/日
1日24.4MB以上:2,980円/日

※国際サービスの追加料金は課税対象外のため税抜価格で記載しています。

各種手数料が無料

ahamoはドコモが提供するサービスですが、以下3つの手数料を撤廃しています。

  • 契約事務手数料
  • MNP転出手数料
  • 契約解除料金

契約する際の事務手数料だけでなく、ahamoから他社へ乗り換えるときも費用がかかりません。

ahamoは契約と解約どちらのハードルも低いサービスと言えますね。

auからahamoへ乗り換える際の注意点・デメリット

auからahamoへ乗り換える際の注意点・デメリット乗り換えの際に気をつけたいポイント

auからahamoの乗り換えにはメリットの他にも、以下の注意点やデメリットもあるので把握しておきたいところです。

  • eSIMには対応していない
  • 5分間通話し放題の取り外しは不可
  • サポートはWebや専用アプリになる
  • 開通手続きができる時間は午前9時から午後8時まで
  • 毎週火曜日の深夜は定期メンテナンスのため申し込みができない
  • MNP予約番号の有効期限ギリギリの申し込みは避けたい
  • auの端末を持ち込むならSIMロック解除が必須
  • 持ち込む端末がahamoで動作しない可能性がある
  • auの解約費用がかかる恐れがある
  • au・ドコモ発行のメールアドレスは使えなくなる

5分間通話し放題を取り外したい人、auで購入した端末を使おうと考えているなら特に注意が必要です。

eSIMには対応していない

ahamoでもeSIMに対応できるようになりました!

2021年6月時点でahamoはeSIMに対応していません。そのため、使用する端末がeSIM対応であっても従来のSIMカードを使うことになります。

今後ahamoがeSIMに対応する予定はあるとのことですが、具体的な時期は未定です。

従来のSIMカードを使うとしてもさほど不便に感じませんが、どうしてもeSIMを使いたい人はLINEMOやpovoを検討してみましょう。

5分間通話し放題の取り外しは不可

ahamoでは標準で5分間通話し放題になりますが、この機能の取り外しはできません。

そのため、通話をすることが少ない人でも、5分間通話し放題が備わった月額料金で利用することになります。

LINEMOやpovoは5分間通話し放題がオプション扱いなので取り外しが可能です。5分間通話し放題オプションを取り外せれば、月額料金はahamoより安くなります。

サービス月額料金
ahamo2,970円/月
LINEMO2,728円/月
povo2,728円/月

※値段は全て税込です。

以上の違いを踏まえると、下記のどちらかに当てはまる人はLINEMOやpovoを検討したいところです。

  • 音声通話はあまり使わない
  • 通話はLINEやSkypeといったインターネット電話がメイン

サポートはWebや専用アプリになる

ahamoはドコモが提供するプランではありますが、サポートはWebと専用アプリからしか受けられません。

通常のプランと違ってドコモショップや電話窓口からはサポートが受けられないので注意しましょう。

今まで通りの形式でサポートを受けたいのであれば、各キャリアが提供する通常のプランを使うのが望ましいです。

開通手続きができる時間は午前9時から午後8時まで

ahamoの開通手続き受付時間は、午前9時から午後8時までです。早朝や深夜には開通手続きができないので気をつけてください。

1日でも早くahamoへの乗り換えを完了させたいのであれば、SIMカードや端末が届いたその日に開通手続きを住ませましょう。

毎週火曜日の深夜は定期メンテナンスのため申し込みができない

ahamoの申し込みサイトは、毎週火曜日の夜10時から翌朝8時30分まで定期メンテナンスを行っています。

定期メンテナンスの間はahamoへの乗り換え・新規契約の申し込み手続きができないので要注意です。

MNP予約番号の有効期限ギリギリの申し込みは避けたい

auから発行されるMNP予約番号には15日間の有効期限が設定されています。発行から15日が過ぎるとMNP予約番号は失効となり、ahamoへの乗り換え申し込みで利用できません。

これを聞くと『MNP予約番号の発行から15日以内にahamoを申し込めばOK』と思いますが、実はもっと早めに申し込みをしなければいけません。

ahamoへの乗り換えは、申し込み後に開通手続きをしてはじめて完了するからです。

ahamoでは申し込み後の3日から1週間程度でSIMカードや端末が届きます。この期間中にMNP予約番号の有効期限が切れると、契約者の手動による開通手続きができなくなります。

そのため、MNP予約番号の有効期限にまだ余裕がある状況でahamoの申し込みをするのが望ましく、できればauからMNP予約番号を取得したその日にahamoを申し込みましょう。

なお、ahamoからの商品出荷日から15日以内に開通手続きが行われなかった場合、自動で契約事業者の切り替えがされます。

auの端末を持ち込むならSIMロック解除が必須

auで購入した端末をahamoへ利用する場合、SIMロック解除をしなければいけません。auで販売されている端末は、SIMロックを解除しない限りauの回線しか利用できないからです。

auで購入した端末のSIMロックを解除するには、以下3つの条件を満たしている必要があります。

  1. 2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除対象機種である
  2. ネットワーク利用制限中ではない端末である
  3. 機種購入から101日目以降である

ただし、以下どれかの条件を満たしている場合、③はクリアしていなくてもOKです。

  • 端末代金の残債がない
  • 前回のSIMロック解除受付日から100日が経過している(2017年7月11日以降に受付のSIMロック解除が対象)
  • SIMロック解除を希望する端末の割賦代金、それに紐付く回線の利用料金をクレジットカードで支払っている

利用している端末が①の条件を満たしているかは、公式サイトで確認できます。

au端末のSIMロック解除はMy auやauショップで可能です。

ただし、auショップでSIMロック解除をする場合は手数料として3,300円(税込)が発生します。My auで手続きをすれば手数料は無料です。

SIMロック解除が面倒と感じる人は、povoやau回線を利用できる格安SIMなどを検討してみましょう。

povoやau回線を用いている格安SIMへの乗り換えなら、SIMロックを解除する必要がありません。

au回線を用いている格安SIMは選択肢が多く、主に以下の事業者があります。

  • mineo
  • QTmobile
  • BIGLOBEモバイル
  • IIJmio
  • イオンモバイル

なお、UQモバイルはau回線を用いていますが、SIMロック解除が必要なので注意してください。

持ち込む端末がahamoで動作しない可能性がある

SIMロック解除ができるとしても、そのau端末がahamoで利用できない恐れがあります。SIMフリー端末であっても、機種によってはahamoで動作しません。

そのため、使おうとしている端末がahamoの対応機種なのかチェックする必要があります。所有している端末がahamoに対応しているかは公式サイトで確認が可能です。

auの解約費用がかかる恐れがある

auからahamoへ乗り換えるときは、あらかじめ以下2つの費用が発生しないかチェックしておきたいところです。

  • 契約解除料金
  • 端末代金の残債

どんな状況でauの解約費用が発生するのか解説します。

契約解除料金

ahamoへ乗り換える際は、auの解約によって契約解除料金が発生する恐れがあり注意が必要です。

違約金が発生するかはauでの契約状態が以下3つのどれであるか、ahamoへ乗り換えるタイミングが更新月なのかで決まります。

  • 2年契約
  • 2年契約N
  • 契約期間なし

契約状態別に違約金の値段、違約金が発生しない更新月のタイミングを表にまとめると以下の通りです。

契約状態違約金更新月
2年契約10,450円※1契約から24,25,26,48,49,50,72,73,74…ヶ月目
2年契約N1,100円契約から24,25,26,48,49,50,72,73,74…ヶ月目
契約期間なし0円

※値段は全て税込です。

2021年6月の時点でauが主要プランとしている『使い放題 MAX』・『ピタットプラン』を契約している場合は、2年契約Nか契約期間なしである可能性が高いです。

2年契約Nか契約期間なしの状態なら、いつ解約しても高額な負担は発生しません。

それより古い旧プランを利用している場合だと2年契約であることがほとんどで、高い解約費用が請求される可能性が高いです。

とはいっても、先ほど『従来のauのプランより料金が安い』の項目で解説した通り、ahamoはauの従来プランよりかなりお得なサービスです。

解約金が発生すると考えても、ahamoへの乗り換えは費用の負担を相殺できるほど魅力と言えます。

契約状態や更新月の時期はMy auやauショップ、電話窓口で確認できるので問い合わせてみるといいでしょう。

なお、『au Payカードお支払い割』を適用しているのであれば契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金は発生しません。

端末代金の残債

現在利用しているau端末の代金を分割で支払っているのなら、残債がないかチェックしておきましょう。

端末代金を分割で支払っている途中にahamoへ乗り換えると、その後も支払いが継続となります。なお、一括で端末代金の残債を精算することが可能です。

MNP手数料は不要

以前であればauから他社へ移行すると、3,300円(税込)のMNP手数料が発生しました。

しかし、auは2021年4月1日にMNP手数料を廃止しています。現在はauを解約する際にチェックしておきたい費用は契約解除料金と端末代金の残債だけです。

au・ドコモ発行のメールアドレスは使えなくなる

ahamoへ移行すると、auから発行されたメールアドレスがなくなり使えなくなります。またahamoはドコモの提供サービスではありますが、ドコモ発行のメールアドレスは利用できません。

そのため、auのアドレスを使ったメール送受信を頻繁にしている人は、代わりとなるアドレスの用意が必要です。

代わりに利用するのであれば、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを検討してみましょう。フリーメールを代わりにすると、今後もしahamoから他社へ乗り換えることがあってもアドレスは変わりません。

ahamoとpovoを比較|どちらを選ぶべき?

ahamoとpovoを比較|どちらを選ぶべき?auユーザーの人なら、povoも気になっているかと思います。そんな人のためにahamoとpovoの主なサービス内容を表にまとめてみました。

サービスahamoLINEMO
使用回線ドコモpovo
月額料金2,970円/月2,728円/月
利用可能なデータ容量20GB/月20GB/月
データ容量超過時の速度1Mbps1Mbps
5分間通話し放題あり(取り外し不可)あり(取り外し可)
特徴的なサービス内容・海外でも同条件で利用可能・追加料金220円を支払うと24時間データ使い放題

※料金は全て税込です。

一見するとサービス内容が似ていると思えますが、以下4つの違いがあります。

  • 月額料金
  • 通話オプションの取り外し可否
  • 海外での利用条件
  • データ無制限サービスの利用可否

上記の違いをもとにどのような人にahamoがおすすめで、どんな人にpovoがおすすめか解説します。

ahamoがおすすめな人

下記のうち2つ以上に当てはまるのであれば、ahamoはとてもおすすめなサービスです。

  • 端末を持ち込んでドコモからの移行を検討している人
  • 高頻度で5分以上の音声通話をしている人
  • 海外での利用も考えている人
  • 口座振替払い対応のサービスを探している人

ahamoは端末持ち込みでのドコモからの乗り換えがしやすく、ドコモのスマホを使うならSIMロック解除は不要です。

他社キャリアのユーザーが手持ちの端末を持ち込むとSIMロック解除が必要で手間がかかります。

5分間通話し放題が標準で備わっているので、高い頻度で5分以上の通話をする人にもおすすめです。

また対象である海外82の国や地域では日本と同じ条件でインターネットが使えるので、海外に行く機会が多い人には打って付けと言えるでしょう。

povoとLINEMOではクレジットカード払いしか利用できない中、ahamoは口座振替で利用料金を支払うことができます。

クレジットカードを持っていない人にとって、ahamoは数少ない選択肢となる格安サービスです。

povoがおすすめな人

以下のどれか1つにでも当てはまるのであれば、povoはahamoよりおすすめなサービスです。

  • 端末持ち込みでauからの移行を考えている人
  • 料金の安さを求めている人
  • 5分間の通話し放題が必要ない人
  • データ容量の上限が気になる人

povoには端末持ち込みでのauからの乗り換えがしやすい良さがあります。auの端末を持ち込む場合はSIMロックを解除しなくていいので、ahamoより乗り換えがしやすいです。

徹底的に料金の安さを求めたい人にもpovoは向いています。料金の安さを求める人にpovoが適している理由は、5分間通話し放題がオプション扱いだからです。

あまり通話はしない、インターネット通話がメインといった人は、5分間通話し放題の取り外しができるpovoを検討してみましょう。

povoも利用できるデータ容量は毎月20GBですが、220円(税込)を課金して『24時間データ使い放題』を活用すると、24時間の間は容量の上限がなくなります。この機能は20GBを使い切ったときに便利です。

ahamoでは20GBを使い切ると1GBごとに550円(税込)を追加購入しないと通信制限を解除できないので、データ容量が20GBで足りるか不安ならpovoのほうがおすすめです。

auからahamoへ乗り換え・MNPする方法まとめ

この記事では、auからahamoへ乗り換える方法を解説しました。auからahamoへ移行する手順は以下の3ステップです。

  1. auの窓口でMNP予約番号を発行
  2. 公式サイトでahamoを申し込む
  3. 開通手続き・端末の設定をする

先にauの窓口でMNP予約番号を取得しないと、乗り換えにならず電話番号が引き継げないので注意してください。

ahamoでauの端末を使うのであれば、先にSIMロックを解除する必要があります。SIMロック解除が面倒と感じる人は、povoやau回線を用いている格安SIMを検討してみましょう。

ちなみにahamoへ申し込むときに端末を購入するとSIMロック解除の手間がなくなるので、こちらも選択肢に入れるのも悪くありません。

ahamoはauが提供する通常のプランより料金が安いうえに、20GBもの大容量通信ができます。対象の海外地域なら日本と同じサービス内容でインターネットが使えるところも魅力です。

ただし、5分間通話し放題が取り外せないデメリットがあります。とことん料金の安さを求めるなら、5分間通話し放題を取り外せるpovoも検討してみましょう。

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元携帯ショップ店員として、ドコモやdカードのお得情報や最新情報をわかりやすく、そして早く解説することをモットーに運営しています!ドコモのわかりづらい公式の料金プランやオプション、ドコモ光やホームルーターの評判やお得な契約方法など、ドコモにまつわる情報をお届けします!

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